除染活動と結果

今年も恵じぃとサクセス・アイを宜しくお願いします

竹炭恵じぃの独り言

新野恵おじぃちゃんは炭焼き職人でありながら、環境のこと、健康のことなど世の中のいろんなことを独自の視点からとらえて、面白い提案や時にはびっくりするような話をます。そしてそれを実践してきました。ここでは、そんな恵おじぃちゃんの貴重なお話を不定期に紹介していきます。

除染活動と結果

平成23年11月6日 更新

下記、放射性物質に対する対策についても活動中です。一定の除染結果を確認してますので、是非ご覧下さい。

PDFでの閲覧はこちらからどうぞ。

【除染作業日誌】

  9月7日 10:00 市役所で高速無料手続き。14:00鹿児島の東(ひがし)君来所。
  9月8日 朝から炭焼き場で材料集計表に基づき除染資材(竹炭・竹酢)1000sを製作。
15:00 福島に向け出発。東君と交替で運転。
  9月9日 6:30 郡山市に到着。
9:30 会場(迎賓館グランプラス)にて森農園さんにお会いし、キュウリ2箱いただく。1本ポキンと折り元に戻したら、くっついて離れなくなった。
10:00 「福島の未来へ2011」長野の水上氏も参加。
16:30 5〜6分コメントさせてもらう。怒って種を撒くと芽が出ない話をする。
19:00 ワークショップ…除染作業は次の3班に分かれる。落ち葉、ゼオライト他、竹炭
  9月10日 10:00 南相馬市NPOあさがお訪問(理事長・西みよ子氏)
           午後から11日にかけて、NHKの取材とのことでテスト要領の説明を行い、除染資材780kgを荷卸する。
  9月11日 小名浜に行く。大急ぎで営業を再開したらしい港の食堂で魚を食べる。
お守りをテーブルに置いていたら、そこのおばあちゃんが「これ何?」と興味を示す。50ケ差し上げる。
  9月12日 10:00 NPOあさがお訪問。
午前中、除染テストを行う畠を見学。午後から海岸の方へ行く。密集していた住宅は跡形もなくなって、土地も陥没している。海岸から3〜4km。離れた所に壊れていない漁船が転がっている。船主がなくなったのだろうとのこと。言葉もない。改造中の施設に泊めてもらう。
  9月13日 朝からエゴマと大豆の畑に除染テストを始める。ひざをついて土の線量を計っていたら、目の前に虫がいたので竹精スプレーをかけた。とたんに線量計の針が3倍値くらいに上昇、5秒後元の値に戻った。空中の放射性物質を捕らえ分解すると考えられる。以下の作業が可能。
 
  • 道路、田畑、山、グランドなど、あらゆる所に竹酢500倍を散布しておけば、土も空中の汚染物質も分解できる。
 
 
17:00 水上さん、あさがおに来所。理事長さんに海岸まで案内してもらう。 水上さん慰霊のための儀式を行ってくれる。 12日と同様、施設に泊めてもらう。
  9月14日 須賀川市の森農園訪問。ため池の除染を行う。井出さんと合流、カメラ撮影を行ってくれる。午後から森さんの友人、石川氏の所で除染作業実施。
森さんに「核種放射性元素測定結果」(7/24分)のコピーをもらう。(検出せず)
  9月15日 9:30 神奈川県山北町足柄茶訪問。
2時間くらいお話をし、材料を200kgくらい置いて移動、藤枝市の片山さん合流。
14:00 藤枝市でお話会をする。材料200kgくらい置いてテストをしてもらう。
神戸まで移動。
  9月16日 朝7:30 東君空路鹿児島に帰る。
  9月17日 帰社

 

  1.森農園
3月20日 測定。土2μsv、堆肥1.2μsvでバクテリアが除染することを発見。今後の指針にできる。
4月10日 ぼかし肥料散布
4月11日 ロータリー
5月15日 10m×10mの結界を作る
5月18日 竹炭,竹酢散布
6月10日 キュウリ定植
7月15日 竹酢1000倍液灌水
7月25日 放射性物質測定。キュウリ検出せず
(日立協和エンジニアリング梶j
9月14日 ため池除染(材料:竹酢20L、ICたまレンガ50ヶ)作業。
   
  2.NPO法人 あさがお
9月13日 エゴマと大豆畑除染作業(結界,粉炭,竹酢散布)効果はあまりないとの連絡。今後、資材増加および竹酢継続散布の要あり。
9月28日 「除染作業要領書」の分類[その他]@の汚染盛土の除染作業を実施。1週間くらい顕著な変化がない為、毎日竹酢500倍液散布。その後、ドンドン数値が下がり除染成功。今後同様な方法で、山野,田畑,広場,湖沼,家庭の敷地などに実施が可能と除染チームネットワークが考えられている。
   
  3.井出氏のテスト
10月10日〜13日 汚染土(2.6μsv)テスト。4日後1.8μsvとなり1/3低下。日数を延長して再計測の予定。
   
  4.北町足柄茶
9月15日 訪問打ち合わせ。茶袋(40s)の中に30cmくらいの竹炭3〜4本を入れておく除染方法を行うも顕著な変化なし。その為、結界の中に茶袋を置く方法でテスト中。ニュートリノなどエネルギーが体感できるので大きな効果が期待できる。
11月1日訪問予定。

 

4月に入ってすぐに汚染した畑にひまわりを植えたり、EMを撒いたりする話を聞き、素朴だけれどとても良い方法だと思ったのを憶えています。

放射性物質は根から吸い上げられ種に集まり、その種を焼却・灰にし、鉛の入れ物に納め地下に埋めるという作戦だったようですが、種を計測してもその中には汚染物質がなかったのでしょうか? 効果なしとマスコミで発表されました。吸い上げたものがそのままの形で種に貯められるという考えは科学としてはとても未熟な感じがします。

汚染物質が植物の細胞の間を通過する時、原子転換し無害な物質に変わると考えてはどうでしょうか。

柔らかい卵を産み始めた鶏に、これはカルシウム不足と考えカキ殻を砕いて与えると、3週間くらいで固い卵になります。一方、稲に似た雑草やすぎな等を小さく刻んで食べさせると、3日もすると固い卵を産みます。これは30年前にテストして確認しています。珪素が原子転換し、カルシウムになっているようで、人体でも同様な低温の原子転換が起こることは日常よく体験するところです。

半年もの間、願いをこめてひまわりを育てた人達をガッカリさせて、どんなメリットがあるのでしょうか。土の線量には何の変化もないのでしょうか。根から水を吸い上げて植物は育ちますから、当然土の線量には変化が出るはずだと考えるのは単純すぎるのでしょうか。

最近、自家製の肥料を土の上に撒いてバクテリアの力で除染しようと行動している人があり、規模は小さいものの確実な効果が出ています。

放射性物質に対する有効で的確な除染方法が示されない今、どんな小さな効果であっても除染の方向に向かっての変化であれば、それらを結集して行動すべき時にきていると考えます。庶民力ともいうべき1人1人の力を大切に考えたいですね。

一方、1993年に計測したMRA分析チェックリストによって水道水の汚染には活性炭を用いるよう国のマニュアルが示しています。ゼオライト同様、汚染物質を吸着するものですが、焼却などの後処理を要するものの有効な方法です。この汚染物質の濃縮された焼却灰もまた無害化する方法が用意されています。「液体炭素」といわれる竹酢や木酢がこの方法に用いられる重要な材料になるでしょう。

同様に竹炭はいきなり汚染物質に働きかけて無害化することが判ってきました。炭の六角形の穴から湧き出すニュートリノなど素粒子のエネルギーで汚染物質を原子転換し分解無害化します。

これらも最初のうちは「根拠のない強固な確信」ともいうべきものでしたが、震災以後テストを重ねてきてその有効性について根拠となるデータが集まってきています。まだまだ小さい動きですが、少しずつ現地で使われ始めた事を大変喜んでいます。

国難とも言うべき状況ですから、人間のエゴは姿をひそめ、人の心の根底にある愛ややさしさが発現するだろうことを確信しています。